理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター呼吸器形成研究チームの清川寛文研究員、森本充チームリーダー、生体モデル開発チームの阿部高也研究員らの研究チームは、マウス胎児の気管上皮の発生過程における細胞増殖と、生後の気管上皮の再生過程における細胞増殖が、共通の分子機構で制御されていることを発見しました。
本研究成果は、気道上皮の組織幹細胞(基底細胞)が組織の損傷に応答して増殖するメカニズムの基本原理の理解に加え、基底細胞の過剰な増殖によって生じる肺扁平上皮がんの病態理解につながるものと期待できます。
詳しくは「マウス胎児の中に見つけた呼吸器再生のヒント-発生と再生に共通する気道組織幹細胞の増殖制御メカニズム-」をご覧ください。